根管治療用語集

ファイル

小さな針にプラスチックのとってがついています。実際は針の先端の部分はギザギザになっています。ファイルとはヤスリのことで、この器具で、歯のシンケイの管のなかを掃除します。太さが何種類もあって、素材も大きく分けてステンレスとニッケル・チタンとがあります。

 

ラバーダム

歯にクランプをかけます。そのクランプにゴムのシートをかけて、歯を孤立させて唾液がはいらないようにします。また、感染防止や、薬液が漏れたりファイルの飲み込みを防止に役立ちます。学問的には、シンケイの治療の際には、不可欠の処置とされています。

 

歯科用顕微鏡

歯科の臨床の使われる実体顕微鏡です。歯髄の内部を詳細に観察することができるために、治療成績の向上に役立ちます。また、破折を容易に発見することが可能になり、治療により改善の見込みが少ないケースの診断に役立ちます。

 

根尖性歯周炎

歯の根っこの先に、起きる炎症。噛んだりすると痛みがでる場合がある。とんとんたたくと、変な感じがしたり、痛む場合もある。歯髄(俗にシンケイとよばれるところ)の炎症がひどくなると、引き続き起こる。ほとんどの場合、細菌感染が原因になる。

 

チェアーサイド嫌気培養システム

微生物は、偏性嫌気性菌、通性嫌気性菌、好気性菌、そのほかがあります。ムシバが深くなって歯髄(俗にシンケイとよばれるところ)にまで達するときは、空気にさらされていないので、そのような環境下では嫌気性菌が増えてきます。そもそも、オクチから始まる胃や腸のような消化管では、多くの細菌が嫌気性菌です。保険診療で使用されているS培と呼ばれる検査は、好気培養なので、このような環境で繁殖する細菌の検査には不適当といわれております。一方、チェアーサイド嫌気培養システムは、培地にヘミン、メナジオンを添加した嫌気性菌用血液寒天平板培地を使用し、チェアーサイドで、簡便に嫌気培養検査を可能にしたシステムです。

 

イオン導入法

当院では、イオン導入装置と呼ばれる機器を使って歯の根の消毒や、治療を行っております。治すことが難しいケースに効果を発揮するのがイオン導入治療です。患者様は痛くも痒くもありません。